東京都立川市の都営アパートで母娘とみられる女性2人の遺体が見つかった。市は「1週間ほど連絡が取れない」
と通報を受けながら、5日間放置していたことが分かった。近隣住民は先月20日ごろ、異変を察知して都住宅供
給公社に連絡していた。
見つかった遺体はアパートに住む90代と60代の母娘と見られ、いずれも死後1週間以上経過。母娘は2人暮ら
し。母親は認知症で、娘が介護していた。
現場近くでは先月、マンションで母子の孤立死が発覚。市は子育て推進課などが再発防止の検討会議を作り、孤立
可能性のある家庭の洗い出しなどを進めていた。だが、検討会議は子育て家庭が主な対象で、高齢世帯は対象外だ
った。市が母娘に最後に接触したのは介護保険課が母親の介護認定調査に訪れた11年3月。その後、介護サービ
スの利用もなかった。
色々なメディアで孤立死が報じられるたびにどうして孤立死を防げなかったのだろうか?どうしたら孤立死を防ぐ
ことができるだろうか?と色々議論している中、言える事は、孤立死そのものを防ぐことではなく、孤立死に至る
経過を防ぐことが大事だと思います。そのためには、行政による支援だけでは無理があるので、例えば、巡回や、
話し合うことで心のケアをしたり、お年寄りの方が集まることのできる場所を提供するなど、横のつながりを強化
し、地域ぐるみでより良いコミュニティ、もしくは新たなコミュニティを形成していかなければならないと思いま
す。
弊協会は、今後上記の問題点について、コミュニティの形成など行政や地方自治体等と連携して孤立死問題を含め、
全力で取り組んでいきます。
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