本年10月21日水曜日より、関連団体『自然葬アドバイザー養成委員会』の認定資格【自然葬アドバイザー養成講座】をご紹介させて頂きます。
様々な相談を寄せられる中、遺品整理士の皆様が、葬儀やお墓、死後の手続き等の質問や相談を受けることも多くなっているとよく耳にします。
そして、超高齢化社会の中、ここ数年で、急激な需要の高まりを見せるものが、自然葬です。
中でも、散骨希望者は、1990年の「墓地に関する世論調査」で全体の9%であったのに対して、2010年の『お墓のゆくえ-継承問題と新しいお墓のあり方-』の調査では、65歳以上の3割以上が散骨を希望する等、需要が拡大しており、10年後には、希望者が4割に達するのではないかという見方もあります。
昨年亡くなられた日本の有名な俳優である高倉健さんは、自然葬を希望されていたことで有名です。
高倉健さんは、ご自身でしたためた遺書の中で、「戒名なし、葬式なし、散骨を希望する」という意向を示されました。
その他、「釣りバカ日誌」で有名な三國連太郎さんも散骨を希望されていたり、落語家の立川談志さんも散骨を希望され、実際に遺族の手によって、ハワイで散骨が行われました。
また、漫才師の横山やすしさんは、本人の意思により競艇場で散骨が行われていたり、石原裕次郎さんも、兄の石原慎太郎さんが「裕次郎は湘南の海が好きだったから遺骨を散骨したい」と法務省に願い出ましたが、当時はまだ許可されず、後日、法務省から「節度を持って行われる限りは問題ない」との見解が発表され、その後一部の遺骨を散骨したそうです。
今、葬送に関する相談は、日々増加しており、その中でも遺族が葬送に対して負担する費用は、低価格志向になって来ている状況です。
今まで、遺品整理を遺族で行うことが常識であったことと同じように、お墓を用意する際、「墓地で墓石をしっかり建立する」という常識が変わって来ています。
そうした状況において、自然葬(散骨や樹木葬)を選ばれる高齢者や遺族が大変多く、自然葬の需要は、これから圧倒的に高まるものと想定され、自然葬を案内する業務として、今後新たなビジネスとして確立されるのではないかと予想されます。
遺品整理に携わる皆様にとっては、需要の高まっている自然葬についての知識も、今後必要とされるのではないでしょうか。
興味のある方は、専用HPをご覧になってみてください。
専用ホームページ:http://na-mind.org/
また、あのプレジデント社の雑誌「プレジデント2015年11.2号」にて、理事長の木村が取材に答えた記事が2ページに渡り掲載されました。
今号には、遺品整理の他にも、介護・葬式・相続など、シニアに関わる記事が満載の内容でした。
82Pと83Pに掲載されおりますので、興味のある方は立ち読みでも、ぜひご覧になって下さい。
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